らのつづり。

ライトノベルを中心に、読んだ本の感想など。

【感想】痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2(著:夕蜜柑 絵:狐印)

天然最強ガールズ、第二回イベントにてまたもや大活躍!

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あらすじ

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』は、再硬と最速を目指すメイプルサリーが、第二回イベントにてまたもや大活躍する物語である。

 

 「お疲れ様……で? あの謎の挙動は何?」

「謎の挙動って【カバームーブ】のこと? あれいいよね! 私の予想通り移動してからの攻撃にも使えたし!」

「そんな使い方して生きていられるのも、有効打を与えられるのもメイプルだけだよ……」

 

第二回イベントの種目はフィールド探索! 裏切り? 共闘!

 それぞれ特訓を積み、第二回イベントに挑むメイプルとサリー

 メイプルが使うスキル『カバームーブ』は、AGI(Agility)値を無視し、近くのパーティーメンバーの元へ移動するという効果。

 サリーがスキル『超加速』を使用した後にこれで追うことで、メイプルの弱点、AGIゼロが緩和できてしまうのです!

 この戦法を天然で思いついてしまうメイプル、恐ろしや……。

 第二回イベントはフィールドに隠されたアイテム『メダル』を集めるというもの。

 終了後にスキルやアイテムと交換できるということで、メイプルとサリーは意気揚々とフィールドに隠されたダンジョンを踏破、その奥に潜むボスモンスターを撃破していきます。

 

 また、隙をつけ狙うプレイヤーキラーや新たに出会う友好プレイヤーなど、様々なイベントを経験することで、二人はVRMMOゲームライフを満喫します。微笑ましい

 

今回の観衆は(も?)運営! 常軌を逸したプレイヤーに阿鼻叫喚!

 想定外のスキル利用を次々と思いついてしまうメイプル、ゲームシステムを超越したプレイヤー能力を発揮してしまうサリーに、運営スタッフは後手に回りっぱなし

 調整も間に合わず、せめて用意されたダンジョンやボスモンスターが二人を倒してくれるようにと祈る始末。

 果てには、このゲームのラスボスはメイプルというプレイヤーなのでは、という認識がスタッフ間に広まってしまったりと、面白愉快な舞台裏が描かれています。

(そもそもバランス調整の難しそうなスキルを実装してしまうほうが悪いのでは……と思ったりもしますが)

 

まとめ

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』は、メイプル&サリーが強敵に出くわしながらもまたまた新たな伝説を打ち立ててしまう活躍集でした。

 イベント終盤、ニンジャスタイルで戦闘を繰り広げるサリーが私的にツボです……!